たくさんの発見と思い出をつくる旅へようこそ！リラックスしながら自然と触れ合える場所、それが埼玉県こども動物自然公園です。この美しい動物園は、比企丘陵の自然に囲まれ、1980年に開園されました。当初は家畜やわずかな鳥類しか飼育されていませんでしたが、現在では約160種の様々な動物たちが園内で楽しく暮らしています（令和5年現在）。

園内の特徴

広々とした園内には、動物たちとのふれあいがたくさん待っています。家畜をテーマにした施設から、野生動物の生態を感じるウォークインタイプのユニークな場所まで、様々な施設があります。

ペンギンヒルズ

広大な敷地に広がるペンギンヒルズでは、ペンギンたちが元気いっぱいに過ごしています。彼らの生態を観察することは、子供たちにとっても新しい発見となることでしょう。

クオッカ

広々とした動物園内で初めて見る動物にも出会えます。クオッカはそのかわいらしい姿勢で訪れる人々を楽しませてくれます。

保護活動と研究

こども動物自然公園は、繁殖技術の確立や希少動物の保護に積極的に取り組んでいます。ツル、オウム、サイチョウなど絶滅の危機にある希少鳥類から、コアラ、レッサーパンダ、マヌルネコなど様々な動物の繁殖に成功しています。特に、日本産希少動物のアマミトゲネズミの保全活動は、その繁殖技術の進化に寄与しています。

サイチョウ

サイチョウは絶滅の危機に瀕している希少動物の一例です。園内では彼らの保護活動に協力し、将来的には野生復帰を目指しています。

アマミトゲネズミ
日本の希少動物であるアマミトゲネズミの飼育・研究にも力を入れており、その繁殖技術の進歩に貢献しています。

グローバルな取り組み
2019年からはWAZA（世界動物園水族館協会）に加盟し、世界中の動物園や水族館と連携しながら、持続可能な飼育動物の繁殖や希少動物の保護、教育、研究に取り組んでいます。これにより、地域だけでなく世界中で動物たちの未来に貢献しています。

教育活動
こども動物自然公園では、教育活動も大切にしています。乗馬体験やウサギ・モルモットとのふれあい、搾乳体験など、子供たちにとって楽しく学べるアクティビティが豊富です。また、園内の森には多くの野生生物が生息し、環境と保全について学ぶのに最適な場所となっています。

開園時間：
4月1日～11月14日
午前9時30分～午後5時（入園は午後4時まで）
11月15日～1月31日
午前9時30分～午後4時30分（入園は午後3時30分まで）
2月1日～3月31日
午前9時30分～午後5時（入園は午後4時まで）
入園料金：
大人（高校生以上）一般　700円
小人（小・中学生）一般　200円
アクセス：
【電車】
東武東上線高坂駅から徒歩20分
【バス】
東武東上線高坂駅発鳩山ニュータウン行きバスに乗車し、「こども動物自然公園」停留所下車（約5分）

動物園は生物の多様性を知る場であり、子供から大人まで様々な年齢層がさまざまな社会を学ぶ場でもあります。ぜひ、家族みんなで楽しいひとときを過ごしに、こども動物自然公園へ訪れてみてください！