

東松山おすすめ情報
東松山で楽しむ流星群と天体観測:星空を家族で見上げる特別な夜
都会から少し離れた自然豊かな地域では、空気が澄み、星空の美しさが格別です。埼玉県東松山市は、そんな場所のひとつ。日中は農産物の恵みやハイキングなどのアクティビティが楽しめ、夜には星々が静かに輝きます。特に毎年訪れる流星群のピークには、家族や友人と夜空を見上げる人々で静かな盛り上がりを見せます。
今回は、東松山市内およびその周辺で楽しめる天体観測や流星群観測のおすすめスポット、観測のコツ、年間を通じて見られる主な流星群のスケジュールをご紹介。自然に親しみ、宇宙の神秘に触れる、そんな家族時間の参考にしていただければ幸いです。
東松山市でおすすめの天体観測スポット
1. 国営武蔵丘陵森林公園(滑川町)
東松山市と滑川町にまたがるこの広大な公園は、日中は自然観察やサイクリング、アスレチックで賑わいますが、夜には街明かりからある程度離れているため、天体観測にぴったり。園内では不定期に「星空観察会」や「ナイトイベント」が開催されることもあり、公式サイトをチェックするのがおすすめです。
- 住所:滑川町山田1920
- アクセス:東武東上線「森林公園駅」北口からバス
- 駐車場:あり(夜間利用はイベント時に限られる)
2. 岩殿丘陵市民の森・物見山
物見山(標高135m)は、市民の森に隣接した小高い丘で、夜間は視界を遮る建物が少なく、星空観測に適しています。街灯の少ない山道なので、懐中電灯やヘッドライトを忘れずに。運が良ければ天の川や流星群も見られます。
- ポイント:空が開けていて、寝転がって観測するのに最適
- 駐車場:近くに無料あり(登山口付近)
3. 東松山ぼたん園(夜間開放時)
普段は日中のみ開園している東松山ぼたん園ですが、イベント期間や一部の観測会で夜間開放されることも。広々とした芝生と視界の広さが魅力で、春や秋の星座観察にもおすすめです。
- 住所:東松山市大字大谷1148
- 料金:通常無料、イベント開催時は有料の場合もあり
東松山で見られる主な流星群と時期
1. しぶんぎ座流星群(1月初旬)
新年早々に訪れる流星群。放射点が北東に位置するため、東松山では深夜から明け方にかけての観測が最適。天候が安定すれば、1時間に20個以上の流星が見られることもあります。
2. みずがめ座η流星群(5月上旬)
ハレー彗星由来の流星群で、速度の速い流星が特徴。明るい流星が多く、家族で楽しむにはぴったりの流星群です。夜10時以降から明け方にかけてが狙い目です。
3. ペルセウス座流星群(8月中旬)
一年の中でも最大級の流星群。例年8月12〜13日頃がピークで、条件が良ければ1時間に50個以上の流星が流れます。夏休み中ということもあり、家族で夜空を眺める絶好の機会です。
4. ふたご座流星群(12月中旬)
冬の澄んだ空気の中で輝く流星群。12月13〜14日前後にピークを迎えます。冬の防寒対策は必須ですが、明るくて数の多い流星が見られるため、大変人気があります。
天体観測を楽しむためのポイント
準備編
- レジャーシートやアウトドアチェア:長時間見上げる場合は必須です。
- 懐中電灯(赤色ライト推奨):目が暗さに慣れた状態を保てます。
- 防寒具・虫除け:夏でも夜は冷え込みます。冬場はとくにしっかり対策を。
- 天気チェック:当日は晴れていても雲の流れに注意。
- スマホアプリ:星座早見アプリを使えば、観測がより楽しくなります。
観察の姿勢
- 寝転がるか、リクライニングチェアで仰向けに
- 南東~北東の空を意識して広い視野で
- 流れ星を探すのではなく、“見つかる”のを待つつもりで
おすすめ:親子で学べる天体観測会やイベント
- こども科学教室(市内図書館など)
不定期で開催される科学講座や宇宙の教室では、簡単な望遠鏡の使い方や星座のお話が学べます。 - 天文サークルや観察会
埼玉県内ではアマチュア天文家の集まりによる観測会も。丸木美術館など文化施設とのコラボイベントも行われることがあります。
まとめ
東松山市は、豊かな自然と適度な暗さ、そしてアクセスの良さから、天体観測や流星群鑑賞にぴったりの環境が整っています。家族で夜空を見上げる時間は、非日常的で、静かに心がつながるひとときでもあります。
毎年訪れる流星群のタイミングに合わせて、キャンプ気分で星空を楽しむのもよし、静かな丘で幻想的な宇宙の営みをじっくり見つめるのもよし。今年の流星群はぜひ、東松山の空で見つけてみてください。